群馬県みなかみ町で09年2月、送電線の巡視をしていた新日本ヘリコプター(東京都中央区)のヘリコプター(ベル式206−3型)が送電線に接触して畑に墜落、乗っていた機長と巡視員が重傷を負った事故で、国土交通省の運輸安全委員会は29日、2人のコミュニケーションが不十分で、機長が正確な現在地を把握していなかったことが原因とする調査報告書を発表した。
報告書によると、ヘリは2月10日午前9時40分ごろ、同県沼田市の離着陸場を離陸。送電線の巡視中に、この送電線と交差している別の送電線に気づくのが遅れ、接触した。同社の運航規定では、「障害物の回避操作は発唱によりお互い確認する」などとしているが、機長は巡視員に現在地についての問いかけをせず、巡視員もメモを取るなどしていたため、発見が遅れたという。【平井桂月】
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