【福岡】覚せい剤取締法違反などの罪に問われた男に対する裁判員裁判の公判が24日、福岡地裁であった。「拘置所で般若心経を写経している」と語った男に、裁判長が実際に読経させる一幕があった。
男は福岡県小竹町の元暴力団組員、金子雅也被告(36)。法廷では「拘置所で写経している」「在家僧侶を目指して通信教育で勉強している」などと、反省の態度を示した。
これに対し、林秀文裁判長が「失礼だけど、(経を)上げてごらん」。被告は裁判員らが注視する中「はんにゃーはーらーみーたー」と約1分間にわたって読経。終わると林裁判長から「うん、だいたい合ってるね」と声を掛けられた。
金子被告は、無職男ら4人=同罪で実刑判決を受け控訴中=に、小分けした覚せい剤約1・1キロを飲み込ませるなどしてタイから日本に持ち込んだとして起訴された。検察側はこの日の公判で懲役15年、罰金800万円を求刑した。【和田武士】
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